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Drag Race

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ドラッグレースとは

ドラッグレースの始まりはアメリカはカリフォルニア州で約60年前から始まったと言われています。最初は若者達が公道で電柱4本分の距離を2台のマシンが直線をいかに速く走るか、どっちが先にゴールするか、V8のアメ車で競争していたそうです。そこで危険だと思った州が立ち上がり402.33m (1/4マイル)専用コースを作り、決められたルールの中で安全に競い始めました。それがドラッグレースの始まりでNHRA(ナショナルホットロッドアソシエーション)と言う団体が出来ました。その後バイクだけの団体(AMA・IDBA・NMRA)が出来始め、今でもAMAドラッグバイクと言う団体は東海岸を中心に年7回~8回のレースを主催しており、多いときには3日間延べ800台位のドラッグマシンが頂点を狙って競い合っています。1999年からはストリートバイクシュートアウトクラスと言う市販車最速のクラスが出来、現在は日本でも大人気のクラスになっています。

ここで少しドラッグマシンのマシンスペックについて紹介しましよう。
今紹介しましたシュートアウトクラスのマシンは現行のリッターマシン(隼やZZR1400やGSXR-1000)にターボやNOS(ニトロガス)を搭載して600PSを発生させ、なんと0-400mを7.2秒で走りきります。有名なのがスパイダーマン。 トップフューエルドラッグバイクと言い、名の如くトップフューエルとはナイトロメタン(液体二トロ燃料)の事。ガソリンの8倍の爆発力があり1700ccの2バルブエンジンにスーパーチャーヂャー(過給気)と3ステージNOSを搭載して1400PSを発生し、なんと400mを5.7秒 終速400km/hで駆け抜けます。
当チームが参戦しているクラスがプロストックバイククラスで、このクラスはレギュレーションでNAのみとなっており、いわゆるメカチューン最強クラスです。

専用ローリングシャシーに一体成型のボディーカウルに包まれた中には、空冷2バルブ1500cc、社外ヘッド搭載、圧縮比21対1 350PSのモンスターエンジンが積まれていて400mを7.0秒 終速300km/h 最大加速(G-FORCE)が5Gにまでなります。その他にも沢山のクラス分けがされており、本格的なクラスから気軽に参加できるクラスまでさまざまです。
日本では約30年位の歴史がありプロストックバイククラスについては全日本選手権を賭け鈴鹿サーキットや富士スピードウェイ等で開催されていました

15年位前からは当社とドラッグレースに携わっているショップ様の協力が有りまして仙台ハイランドを中心にJD-STERと言うバイクだけの団体を立ち上げ、ストリートマシンを中心に気軽に参加でき、本当のドラッグレースの楽しさを分かってもらえる様に年4回~5回のペースで開催しております。その他にも九州や北海道にも団体があり、選手同士の交流も盛んで今後のレベルアップが期待されています。

レッドモータードラッグチーム

レッドモーターのドラッグレースの始まりは1989年頃、当時福島県の曙ブレーキ社オーバルテストコースで、モーターサイクリスト誌主催のショップ対抗のドラッグレースに出場した事がきっかけでした。年10回位の開催ペースで毎回300台近くを集めるほどの大盛況で、当時はイエローコーンさんやワークスさん等がトップクラスに参加しており、自分もいつかはモンスターマシンにまたがり、対等に対決する事を夢に見ながらNSRやRZ350で下のクラスでもまれていました。

それから1年後、我慢が出来なくなりアメリカから15インチマシンを輸入し福島で参戦し始めましたが、専用マシンの事を分かっておらず、すぐに壊しては組み直しの繰り返しで中々結果には結びつきませんでした。

その頃RRCと言う団体でプロストックバイククラスがMFJ全日本選手権に昇格すると言う事で、A級ライセンスを取得しいよいよ富士スピードウェイにて戦い始めます。最初のマシンがカワサキ2バルブのZ系空冷エンジンの240ps仕様で戦い始め、昇格後2年目で初優勝を飾ることが出来ました。初優勝は仙台ハイランドで対戦相手はチームイエローコーンの、これまたカワサキ2バルブの同系マシンで、ゴール地点の差はなんと3/1000秒差で嬉しい初優勝でした。その後カワサキのマシンで数年間戦い、最後の年(1998年)にはMFJ全日本シリーズチャンピオンに輝くことが出来ました。

1999年にはアメリカでも当時主流だったスズキ車に乗り換えるため、本場アメリカに渡米し現地のノウハウやマシンの扱い方などを勉強し、初めてAMAレースに参戦し7.59秒 終速285km/hと言う記録を打ち立てました。
そのスズキのマシンを日本に持ち帰り、いままでに全日本選手権で合計8回の全日本チャンプに輝くことが出来ました。日本でのレース参戦はもちろんの事、これまでに数回アメリカのレースに参戦し2009年アトランタ大会ではプロストックバイククラス予選10位通過、決勝は第一ヒートを7.3秒 295km/hで勝ち進み、当時のNA車のコースレコードを樹立した事はチームの誇りであります。ここ最近ではプロストリートと言うクラスの隼に乗り、ウイリーバー無しのローロング仕様でターボとインタークーラーの組み合わせで何と650馬力オーバーのスペックで400m7.2秒 終速321kmと言う記録も出してきました。

今後はチームとしてレース参戦はもちろんの事、JD-STERのレース運営でもっと日本のドラッグレースを繁栄させていくこともチームの仕事だと思ってこれからもがんばって行きたいと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします。

チーム紹介

ライダー
中村圭志
チーフクルー&メカニック
吉田朋弘
クルー
小原裕樹
クルー
石井 誠

マシンスペック


dragrace03

シャシー
TRACDYNAMICS T4
ホイール
RC COMPONENTS
タイヤ
M/T 26.0/10-15インチ 2.75-18インチ
外装
AIR TECH ハGSXR-1100
電装
DYNA4000SP with DATALOG
エンジン
SUZUKI 2Valve ハVHMヘッド 1507cc
キャブ
LECTRON ハ48mm P/J
性能
350ps/13800rpm

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